不動産を購入する際に多くの方が利用する住宅ローン。
住宅ローンの金利タイプには種類があり、どれを利用すればよいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、不動産の購入を検討している方に向けて、住宅ローンを組む際の金利タイプの種類について、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
住宅ローンの種類1:固定金利型を利用するメリットとデメリット
固定金利型の特徴は、融資を受ける際の金利が、返済する期間の最後まで適用される点です。
固定金利型のメリットは、金利の影響を受けないことで、最後まで返済額が変わらないので、家計の管理がしやすく、金利の変動を気にしなくてもよいという安心感があります。
返済額が一定なので、返済計画も立てやすいですよね。
しかし金利が高めなので、市場の金利の上昇がなければ、ほかの金利タイプと比べると、トータルで返済額が多くなってしまう点がデメリットです。
住宅ローンの種類2:変動金利型を利用するメリットとデメリット
変動金利型の特徴は、金利の見直しが定期的におこなわれる点で、見直しは原則年に2回おこなわれます。
変動金利型は、設定される金利が低めなので、融資を受ける際の返済金額を抑えられる点がメリットです。
また見直しの時点で市場の金利が下がっていれば、ローンの金利も下がります。
市場の金利が低いのに、高い金利を支払う必要がないので、金利だけを考えれば損をすることはありません。
しかし、市場の金利が上昇した場合は、ローンの金利も上がりますから、見直しの際に返済額が上がる可能性がある点はデメリットだと言えます。
返済額は見直しのたびに上がったり下がったりするので、返済計画が立てにくい金利タイプです。
変動金利型を利用する際には、金利変動の影響を受けることを頭に入れておきましょう。
住宅ローンの種類3:固定金利期間選択型を利用するメリットとデメリット
固定金利期間選択型の特徴は、一定期間の金利を固定できる点で、固定期間は、3年・5年・10年など、ご自身で選択できます。
固定金利期間選択型を利用するメリットは、固定期間中は金利の変動があっても、ローン金利が変わらない点です。
また固定期間が終了した際に市場の金利が下がっていれば、以降の返済額を減らせる可能性があります。
しかし、変動金利型よりも金利が高めなので、融資を受ける際の返済金額は高くなる点がデメリットだと言えるでしょう。
固定期間が終了した際に市場の金利が上がっていれば、以降の返済額が増えることも頭に入れておく必要があります。