最近では、本業を続けながら家賃収入を得ることができる不動産投資が、注目を集めています。
この資産運用法は、入居者が定着すれば、比較的安定した収益が見込めるといわれています。
今回は、不動産投資用物件のオーナーになるために資金が必要な人へ、融資の流れを説明していきます。
不動産投資用物件のオーナーになる際に融資を受ける場合の流れ
不動産投資を始める場合、融資を受けて始める人は、少なくありません。
なぜなら、物件の購入には、まとまった資金が必要になるからです。
物件購入の頭金を現金で支払い、それ以外を借入に頼る方法をとる人が、多い傾向にあります。
まず、物件のオーナーになりたい人は、不動産投資ローンを扱う金融機関に、申し込みに行く必要があります。
この際に、面談や事前審査というものを行います。
面談の結果により、ローンの申し込みと、本審査に進めるかの判断が下されます。
その後の本審査は、3週間程度で結果が出るので、通った人に融資が決定するという流れです。
不動産投資用物件のオーナーになるために融資を受ける際の条件
審査に通るには、金融機関が設けている条件を、クリアすることが必須になります。
まず、審査を受けるためには、自己紹介資料とオーナーになる物件の資料を用意して、金融機関に提出します。
自己紹介資料は、学歴、職歴、家族構成が必要です。
また金融機関は、申込者が現金化できる資産を保有しているかを、注意深く確認します。
それなので、現在保有している金融資産と、将来相続予定の金融資産については、漏れなく記入しましょう。
これには、現在勤務している会社の、退職金の見込み額を記載することも可能です。
次に、オーナーになる物件の資料です。
金融機関は、審査をするにあたり、物件の収益性と担保価値を確認します。
物件の所在地、価格、築年数などが明記された物件概要書と、入居者に貸す際の家賃、敷金、いつから貸しに出すのかなどが明記されたレントロールの、提出条件があります。
任意ですがこれらに加え、事業計画書の提出ができれば、高評価につながります。
不動産投資用物件のオーナーになり融資を受ける場合の金利について
ローンを低金利で組むことは、不動産投資を成功させるための、一つの方法になります。
低金利でローンを組むことができると、総支払額を安く抑えることができる、メリットがあるからです。
しかし、金利を低く設定できたとしても、物件のエリアや築年数に縛りが多く、一方で、金利が高いとこれらの縛りは少ないですが、自己資金の投入額が多くなる現状があります。
どちらを選ぶにせよ、ローンの利息は、借入期間が長いほど総返済額も大きくなるので、金利によって返済額に大きな差が出る点は、しっかりと理解しておいてください。