夢のマイホームを購入しようと考えたとき、避けて通れないのが住宅ローンではないでしょうか。
金額が大きな買い物だからこそ、借り入れる側も貸す側も慎重になるものです。
住宅ローンを組むための流れの解説や、クリアできるように自分でできる対策もご紹介します。
住宅ローンを組むためにすべきこととその流れについて
金融機関がおこなう住宅ローンを貸す前の判断には事前審査と本審査の2段階が存在します。
ひとつずつ流れを詳しく見ていきましょう。
事前審査
通常住宅ローンは売買契約を結んでからでないと借り入れることはできませんが、資金のめどが立たないと契約もできません。
判断基準としては、購入予定の物件、契約者の年収、職業から返済能力などが考慮され数日で結果が出るため、事前確認しておくといいでしょう。
そして、インターネットで手軽に手続きできる金融機関も増えてきました。
本審査
上記を通過し契約を結ぶと、必要書類を揃え、本格的に判断されることになり、正式な申込みをおこないます。
こちらでは先ほどの内容に加えて、完済時の年齢、勤続年数、健康状態などが考慮されます。
内容が変わっていなければ通過することがほとんどですが、ネット銀行などで事前審査が不要だった場合は注意が必要でしょう。
通常は数週間から1か月で結果が出ます。
住宅ローンの審査基準とその時できる対策は
では流れが分かったところで、一番重要なローンを組むことができる基準を詳しく解説します。
金融機関がどこに注目しているのかを知ることで、落ちない対策を取ることもできるでしょう。
金融機関がよく見ている項目の基準とは
完済時年齢はほとんどの機関が80歳未満で完済できるかを目安にしています。
返済負担率が通常は年収の30~35%までと設定しているところが多く、割合が高すぎないかもポイントになります。
クレジットの支払いや、他のローンでの延滞など個人信用情報に延滞履歴がある人は要注意でしょう。
落ちないための対策
●返済額や返済期間に無理がないかを見直す
●頭金をできるだけ用意する
●ペアローンや親子ローンの利用を検討する
●他のローンの借入状況の確認し、出来れば繰り上げ返済をする
●事前審査から本審査の間に新たにローンやキャッシングなどを利用しない
上記の事ことに気を付けて万全の体制で審査を迎えましょう。