不動産を購入する方法は、住宅ローンを利用する場合と現金一括で支払う場合があります。
そこで今回は、現金で一括購入するメリットや注意点、購入にかかる諸費用をご紹介します。
現金一括で不動産を購入しようか迷っている方は、ぜひチェックしてください。
不動産を現金で一括購入するメリットとは?
一括でマンションや一戸建て住宅を購入するメリットは、4つあります。
●住宅ローンの金利負担がない
●不動産引き渡しまでスムーズに取り引きができる
●不動産購入後、病気や子どもの学費などで大きな支出があっても返済に困らない
●住宅ローンを組む際の手数料がかからない
上記のことから、現金が準備できれば一括購入することがおすすめとなります。
現金で不動産を一括購入する際の注意点とは?
現金でマンションや一戸建て住宅を一括購入する際の注意点は4つあります。
以下でご紹介していきます。
●住宅ローン控除が受けられない
●貯蓄が減ってしまう
●所得税や贈与税の申告漏れがあるるのではと税務署のチェックが入る可能性がある
●火災保険の加入を忘れる可能性がある
住宅ローンを組む場合、年末のローン残高によって1%の税金が還付されますが一括購入では利用できません。
また、貯蓄預金が減ってしまうことも注意点のひとつです。
不動産の購入後は引っ越しにかかる費用や家具代、不動産取得税や登記登録費などまとまったお金が必要となります。
現金で一括購入する際の諸費用と流れ
不動産を一括購入する際の流れは4ステップあります。
●内見や仲介会社との相談
●売買契約を締結する
●不動産の代金を支払う
●不動産の引き渡し
これらのほかにもさまざまな手続きが必要となります。
その諸費用は、不動産価格の2割から3割ほど必要と言われています。
●土地契約にかかる仲介手数料や印紙代
●土地の手付金(目安は売買価格の5%から20%)
●登記費用(目安は8万円から10万円ほど)
これらは建売住宅の場合です。
注文住宅を購入する場合は、祭典費用で10万円ほど、設計費や追加設備費などで数万円から数十万円かかります。
そのため、不動産を現金で一括購入する場合は、諸経費を含めたお金が必要となります。