外国人のなかには日本に長く住むことを考え、住宅の購入を検討している方もいるかもしれません。
しかし、「永住権がない外国人でも日本国内で住宅を購入できるのか?」という点は気になるところでしょう。
そこで今回は、住宅ローンを借りるための条件やコツをご紹介します。
住宅ローンに必要な永住権とは
そもそも永住権とは、外国人が期間を制限されることなく、滞在国に永住できる権利です。
日本で永住権が取得できる条件は、「素行が善良であること」「独立の生計を営むに足りる資産または技能を有すること」「永住が日本国の利益になると認められること」の3つであり、それぞれ厳しく審査されます。
原則として、10年間の在留が必要で、罰金や懲役などに処されていないことが条件です。
ただ、日本人配偶者を持つ外国人は10年間の在留がなくても、永住権を申請できる場合があります。
条件や申請方法の詳細は、法務省のホームページに記載されています。
永住権なしでも住宅ローンの申し込みは可能?
結論から言うと、永住権がない外国人でも住宅ローンを組むことや不動産の購入は可能です。
しかし、審査は通りにくいと思っていたほうが良いでしょう。
一般的に住宅ローンの返済期間は、20年から30年と長期にわたります。
ローン返済期間中に永住権のない外国人が自国に帰ってしまっては、住宅ローンの回収ができません。
そのため、外国人の住宅ローン審査では、永住権の有無が重視されます。
永住権があれば、日本人と同等に審査されるため、住宅ローンも借りやすくなるでしょう。
永住権なしの外国人が住宅ローンをスムーズに組むための対策
永住権がない外国人が住宅ローンを組むためにできる対策は、主に3つあります。
①母国の銀行を利用すること
母国に本店がある金融機関を使えば、たとえ、借入者が母国に帰ったとしても追跡ができます。
遅滞履歴などもくわしく調べられるため、住宅ローンの審査が通りやすいはずです。
②購入予定の住宅の頭金を多く出すこと
契約する段階で貯金があれば、金融機関からの信用も得られます。
住宅ローンを組んだ後の返済も楽になるでしょう。
③日本人の配偶者に住宅ローンを組んでもらうこと
日本人でなくても、永住権を取得している外国人であれば、審査が通る確率は高くなります。
ただし、金融機関によって条件が異なるので、事前の確認は必要です。
まとめ
永住権のない外国人でもローンを組んだり住宅を購入したりできますが、審査は通りにくいのが現状です。
頭金を多く出したり、保証人を立てたりすることで借りやすくはなりますが、永住権が必須な金融機関もあります。
住宅購入で手こずらないためにも条件が揃っているのであれば、永住権を取得することをおすすめします。
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